ダウン症の症状と合併症

ダウン症の合併症で先天性心臓疾患に続いてよくありますのが、消化器疾患だといわれていますが、ダウン症の子供に起きる消化器疾患はほぼ先天性であり、大抵は緊急に手術をしなくてはいけません。

ダウン症の子供の2割程度が、消化器疾患のどれかを患っているとされていますし、消化器疾患としては十二指腸閉鎖症・腸狭窄症、鎖肛、ヒルシュスプルング病、肥厚性幽門狭窄症が代表的な種類として挙げられます。

十二指腸閉鎖症・腸狭窄症は、腸が部分的に途切れた状態になっていたり、腸が狭まっていたりするもので、膜様型の膜様隔壁に小さい穴が認められると狭窄症となり、症状は嘔吐、腹部の膨れ、黄疸などが挙げられますが、現在は出生前診断により判明するのが一般的となっています。

鎖肛は生まれながらにしてきちんと肛門ができなかったというもので、肛門がないとか、非常に小さい、位置にズレが生じているなどの状態を示し、腹部の膨れや嘔吐などの症状が認められます。

ヒルシュスプルング病は消化管の動きを制御する腸の神経節細胞が存在しないことから、重度の便秘や腸閉塞を招き、排便困難、腹部の膨れ、下痢、発育障がいなどの症状が起きます。

肥厚性幽門狭窄症は、十二指腸に通じる胃の出口となる幽門が厚くなり、ミルクなどを吐き出すもので、生後の早い時期からミルクなどを吐き出すようになり、徐々に吐くサイクルが短くなっていき、吐くことにより体重が減少し、それでもミルクを求めるものの、水分補給がきちんと行えないことから脱水状態を招きます。

ダウン症の合併症 消化器疾患関連ページ

ダウン症の合併症 目の病気

ダウン症の合併症のとして、目の病気では斜視、屈折異常、眼振、先天性白内障があげられます。

ダウン症の合併症 耳の病気

ダウン症の合併症で耳の病気がありますが、ダウン症の場合は独特な耳の構造をしていることが、耳の病気を起こしやすいと考えられています。

ダウン症の合併症 白血病

ダウン症の合併症のひとつに白血病がありますが、白血病はかなり稀な合併症です。

ダウン症の合併症 糖尿病

ダウン症の合併症で糖尿病がありますが、糖尿病は特定の理由によりインスリンの分泌が行われなくなったり、はたらきが鈍ることから引き起こされます。

ダウン症の合併症 先天性心臓疾患

ダウン症の合併症で先天性心臓疾患がありますが、先天性心臓疾患は、生まれながらにして心臓に何かしらのトラブルを抱えている病気です。

ダウン症の合併症 てんかん

ダウン症の合併症の一種で、てんかんを挙げることができますが

ダウン症の合併症 甲状腺機能低下症

ダウン症の合併症で稀に甲状腺ホルモンが枯渇することにより起こる病気の甲状腺機能低下症があります。