ダウン症の症状と合併症

ダウン症の合併症の一種として、白血病があげられますが、白血病はかなり稀な合併症で、血液のガンといわれていますが、種類としては急性白血病と慢性白血病があります。

急性白血病と慢性白血病のうち、ダウン症の場合は急性白血病を思春期までに起こす確率が高いという見方がされています。

慢性白血病の場合、進行は早くありませんが、発病後4年が経過したあたりには急性白血病に移行するといわれていますし、急性白血病は急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病に分類され、慢性白血病は慢性骨髄性白血病と慢性リンパ性白血病に分類されます。

白血病の症状は、微熱がおさまらない、元気がない、食欲がない、疲労がでやすいなど、風邪と類似した初期症状を示し、やがて鼻血がおさまらなくなったり、貧血により顔色が優れなくなったり、青あざが生じやすくなったりする他、発熱がたびたび起きたり、手足に痛みが生じたりし、いろいろな臓器に腫れが認められるようにもなります。

ダウン症の場合は、症状を的確に話すことができない場合もあるため、身近な人が体調をよく確認する必要がありますし、白血病の確定診断井は各種検査を受けなくてはいけません。

主な検査方法は血液検査と骨髄検査で、特に大切なのは骨髄検査で、骨髄検査の方法では骨に針をさすことで、骨髄の血液を採取しますので、検査時には痛みを伴うことはありますが、検査そのものは30分ぐらいと短い時間で終わります。

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