ダウン症の症状と合併症

ダウン症の場合かかりやすい合併症として、糖尿病を挙げることができますが、糖尿病は特定の理由によりインスリンの分泌が行われなくなったり、はたらきが鈍りますと、血液の中のブドウ糖の濃度を血糖値といいますが、血糖値が上昇し、血糖値が異常に高い状態が継続しますと、糖尿病を患っているという判断が下されます。

糖尿病には1型糖尿病、2型糖尿病、遺伝子異常糖尿病、妊娠糖尿病、2次性糖尿病がありますが、子供の頃に起きる割合が高いのは1型糖尿病です。

1型糖尿病は、感染症などによりインスリンを生成する役割を果たすすい臓の細胞が壊されて、インスリンの分泌を十分に行えなくなることから生じるといわれています。

糖尿病の初期段階は、自覚症状がほぼありませんから、容易に気付くことができませんが、時間の経過と共に様々な症状が認められるようになり、最もよくあるのがのどの渇きといわれています。

ダウン症の場合に限らず、糖尿病は太りやすい体質の人に起こる割合が高いのですが、症状が進行しますと食事をとっても体重が落ちていくという異常が認められるようになります。

糖尿病の症状がひどくなっていきますと、いろいろな合併症を伴うようになり、主な合併症は糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害を挙げることができます。

糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害の3種類の病気は、糖尿病の3大合併症と称されていて、特にダウン症の場合は太りやすい傾向があると指摘されていますので、糖尿病には十分に気を付けたいところです。

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