ダウン症の症状と合併症

ダウン症の場合の合併症はいろいろありますが、ダウン症の合併症である先天性心臓疾患、てんかん、消化器疾患、甲状腺機能低下症の治療方法を紹介します。

ダウン症の人が先天性心臓疾患の場合、種類に応じて外科的治療として手術が実施されるのが主要な方法となり、手術の内容にもいろいろありますが、他には内科的治療としての薬物療法、カテーテルを駆使して風船で弁を拡張したり、穴をとじたりするカテーテル治療などが実施されます。

てんかんの場合、主要な治療方法は抗てんかん薬の服用による発作の抑制となりますが、薬の服用を中断すると発作の再発に繋がるため、服用し続けなくてはいけません。

消火器疾患の場合の治療は緊急度が高く、手術を行うのが一般的で、生後すぐ分かることがほとんどなので、個々の病状に適した手術が選択されますし、薬物療法やカテーテル治療というような内科的治療が実施されることもありますし、手術は何回かに分けて実施される場合もあります。

甲状腺機能低下症の症状は多岐に渡りますが、早い段階からきちんと治療を受けますと、相当に改善効果が期待できますし、代表的な治療方法は、甲状腺ホルモン薬の服用を行うというもので、機能低下が顕著な場合は、生涯薬の服用を継続する必要がありますが、ホルモンバランスが安定しますと、3〜6ヶ月ごとに血液検査を受けることになります。

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